百度中国、Webマーケティングの最新動向

2012-07-11

7月3日、サーチナニュースが「百度ジャパン代表、陳海騰氏のインタビュー」を掲載していました。中国Webマーケティングについて非常に興味深い記事で、大変参考になります。ここで要点をまとめてご紹介いたします。
 

「日本企業が中国で成功するため不可欠な百度=バイドゥ・陳海騰氏」

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0703&f=business_0703_074.shtml
 

●中国のインターネットユーザー

中国のインターネットユーザーは2011年末に5億5500万人になり、2012年末には6億1500万人にまで拡大する。百度のユーザー数は、2011年末でネットユーザーの82.5%を占め、リーチできるユーザー数は95%になる。


●百度のSEM事業

百度本社のSEM売上は2011年末で約1680億円。これは、日本全体のSEM売上(約2194億円)に匹敵する。また、日本のSEM売上が前年比107.8%に対して、百度は177.2%に達している。


●Eコマースの現状

検索キーワードにおけるオンラインショッピングに関するワードの検索数は、2011年は前年比217%。また、百度への広告料もEC分野は前年比354%と大きく伸びている。
 

●中国におけるSNS

百度でも検索結果にSNSで取り上げられている話題を反映させるなど、SNSとの連携に力を入れている。たとえば、Baidu.comで「CHANEL」を検索すると、右肩に新浪微博や捜狐微博などにおけるシャネルのSNSへの連携ボタンが表示される。この連携ボタンをつけたことでCTRが向上した。
 

●これからの百度

今後、百度中国ではボックスコンピューティングという、インターネットの情報と、リアル情報を融合させていく試みを進めている。具体的にはオフラインのサービスを行っている証券会社や銀行、あるいは、テレビ局などの情報を検索結果に取り込んでいっている。

 

ボックスコンピューティングというのは聞きなれない言葉ですが、2009年から百度が提唱する新たな技術概念で、単一の検索画面をユーザーに提供し、そこからインターネットと導入済みアプリケーションを検索できるようにする試みです。究極的にはPCを起動して百度の検索画面だけ立ち上げれば、そこからインターネット上だけではなくPC上の全て操作を可能にすることを目標としています。

この目標に近づけるための1つの取り組みとして、たとえば、ユーザーがスポーツの試合経過が気になった時に、その時点でのライブの経過が検索結果に表示されるような仕組みを提供し、単なる検索エンジンではなく包括的に情報を提供することを目指しています。


百度は、テクノロジーの会社であり、巨大なメディアでもあります。中国市場に進出しようとする日本企業にとっては、無視できない存在であり、うまく活用ができれば、成功のカギになるかもしれません。
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