パンダアップデート完全攻略 2018年版

■パンダアップデートとは何か

「パンダアップデート」は、その可愛らしい名前とは真逆の、SEO業界を震撼させたGoogleのアルゴリズムアップデートです。
その内容は「低品質なサイトが上位に表示されにくくなる」という一見基本的ではないかと思われるアルゴリズムアップデートでした。
しかし、多くのサイトがこのアップデートで順位を落とし、対応に追われました。

低品質なサイトとは、具体的にいうと”コンテンツファームに該当するサイト”です。

では、そのコンテンツファームとは何か。
それは、ページに記載されているコンテンツの情報が浅く、オリジナリティもないサイトのことであり、ページだけは大量に作成されているサイトのことです。

※参考:「SEOを変えた「パンダアップデート」から3年」https://www.seo-ch.jp/news/433

自動生成されているページや、他サイトの情報をコピーしただけのページ、重複コンテンツを含むページなどが該当します。これにより、アップデートが起きた当初は、「ファーマーズアップデート」とも呼ばれていました。

ちなみにパンダアップデートは手動アップデートであり、各サイトを人の目で確認していたことがこれまでのアルゴリズムとの大きな違いでした。

■パンダアップデートの歴史

初めてパンダアップデートが確認されたのは2011年です。
まずは英語圏から、そして日本がアップデートの対象となったのは2012年の7月でした。
2011年に始まったアップデートは、平均して2週に1回程度行われていましたが、パンダアップデートの後に始まったペンギンアップデートもあり、アップデートの間の期間が空くようになりました。

▼過去のパンダアップデート
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2013/ 3/15 Panda Update #25
2013/ 1/22 Panda Update #24
2012/12/21 Panda Update #23
2012/11/21 Panda Update #22
2012/11/ 5 Panda Update #21
2012/ 9/27 Panda Update #20
2012/ 9/18 Panda Update 3.9.2
2012/ 8/20 Panda Update 3.9.1
2012/ 7/24 Panda Update 3.9 ※18日に日本語にも導入されたと公式発表される
2012/ 6/25 Panda Update 3.8
2012/ 6/ 9 Panda Update 3.7
2012/ 4/27 Panda Update 3.6
2012/ 4/19 Panda Update 3.5
2012/ 3/23 Panda Update 3.4
2012/ 2/26 Panda Update 3.3
2012/ 1/11 Panda Update 3.2
2011/11/18 Panda Update 3.1
2011/10/19~20日 Panda Update 2.5.3
2011/10/13 Panda Update 2.5.2
2011/10/ 9 Panda Update 2.5.1
2011/ 9/28 Panda Update 2.5
2011/ 8/12 Panda Update 2.4
2011/ 7/22 Panda Update 2.3
2011/ 6/18 Panda Update 2.2
2011/ 5/ 9 Panda Update 2.1
2011/ 4/11 Panda Update 2.0 ※全言語に展開(日本語・中国語・韓国語は対象外)
2011/ 2/24 Panda Update 1.0 ※英語での検索のみ
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2013年3月のアップデートを最後に、パンダアップデートは通常アルゴリズムへの追加が決定しました。それまで行われていたGoogleからのアナウンス等がなくなり、「パンダアップデート」としての歴史は終わりました。

※通常アルゴリズムの中でアップデートは継続的に実施されています。

■パンダアップデート導入の背景

そもそも、パンダアップデートはなぜ導入されるに至ったのでしょうか。
それは、過去のSEO手法が大きく影響していると考えられます。
2010年頃のSEO手法は、現在と違いとても簡略的でした。

・リンクが多ければ多いほどサイトの評価が上がる
→他のサイトから評価されているから良いサイトと判断されていた

・サイト内に対象キーワードが複数あればあるほどテーマ性が深まる
→ロボットが認識する情報がテキストのみのため、テキストにキーワードを含めるほどそのキーワードについての内容があると判断されていた

この結果、無意味にキーワードが多数並んだサイトやサイトの内容はそれほどないのに外部からのリンクが多いサイトが複数検索結果の上位に掲載されることになりました。
しかし、それでは純粋に必要な情報を探しているユーザーに対して、有益な情報を提供することが出来ないため、問題のあるサイトだけでなく、Google本体への信頼も失うことになります。

この状況を打開するために行ったアップデートが、「パンダアップデート」だったのです。

■現在におけるパンダアップデートへの対応法

日本にパンダアップデートが実装された2012年、Googleの公式ブログで「評価されるWebサイトを作るためのアドバイス」が公開されました。 そこには、

☑記事の信頼性や専門性などの特性があること、他サイトとの重複した内容のコンテンツや記事がないこと

☑サイトのセキュリティや、文法のミス、サイトの知名度、広告量などがWEBサイトのクオリティに関わる要素となる

といった記載があり、「低品質なコンテンツ」の順位を下げたパンダアップデートに対して、「良質なコンテンツを作る方法」が掲載されていました。

※参照:「Google、良質なサイトの掲載順位の評価についてのアドバイスを公開」https://www.seo-ch.jp/news/121

この対応は今も有益です。
このサイトでしか取得できないユーザーに取って有益なコンテンツを提供すること、そしてタグの記載などをきちんとすることが重要なのです。

サイトを作るときには「ユーザーにとって良いサイトとは」をきちんと考えることが重要であるとパンダアップデートが教えてくれたのです。

※なお、パンダアップデートの基準に抵触したサイトに対しては、「ペナルティ」と呼ばる措置をGoogle側から
 受けました(多数ありました)。
 Google Search Console上に、Googleからの指摘メッセージが来て、サイトの順位が急激に下落する(または
 検索結果に出てこなくなる)ということも発生しておりました。尚、このメッセージは実はパンダアップデート
 とは関係なく、単純にコンテンツガイドライン違反に対しての警告メッセージでGoogleから手動で送られていたそうです。

■なんで「パンダ」アップデートなのか

最後に、このアップデートの名前について。そもそもアップデートの名前になぜ可愛らしい「パンダ」が採用されたのでしょうか。
当時、弊社ではこんな風に考えていました。
※「「パンダ」「ペンギン」・・・次の動物は?」https://www.seo-ch.jp/news/31

「白黒つける」から、パンダ!なんて。日本人的にはなるほどと思いますが、実は全く異なる理由がありました。

このアップデートを中心に行っていたGoogleのエンジニアの名前が由来だったのです!その方の名前はBiswanath Panda(ビスワナス・パンダ)氏。 当初呼ばれていた「ファーマーズアップデート」という名称を好まなかったGoogleのマット・カッツ氏が、「パンダアップデート」と呼ぶようになったそうです。

パンダさんなんて可愛いお名前があるんですね。豆知識として、合わせてぜひ覚えてください!

Written by :Y.N

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