Googleが、ソーシャルシグナルをアルゴリズムに含むかどうかは別として、
どうやってサイトの「人気」と「影響力」を区別するのか?という点について
以下、グーグルWebスパムチームの管理者、マットカッツ氏が回答しています。
当初、ページランクは「Webサイトの人気を測る指標」として広く知られていましたが
これは事実とは異なります。
たとえば、ポイントサイトのような人気サイトであっても
ユーザーは、ポイントサイトのようなサイトにリンクを貼らない傾向にあります。
一方、米ウィスコンシン州の不動産サイトや政府のサイトなどでは
そんなに多くのユーザーがサイトに訪問するとは思えませんが
訪問したユーザーの多くがリンクを貼る傾向にあります。
人気の仮定としては、どのくらいの人がそのページを訪問したかどうかであり、
ページランクに関しては、「人気を測る指標」ではなく
「(リンク数による)評判を測る指標」ということが言えます。
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★ ポイント
=> サイトへの訪問者数 =「人気を測る指標」
=> ページランク(リンク数の多さ) =「評判を測る指標」
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ポイントサイトの訪問数が多いからといって検索順位が高く、
政府サイトなどの訪問数が少ないからといって検索順位が低いわけではなく
「(リンク数による)評判を測る指標」を考慮してGoogleは検索順位を
決定しているのです。
そのため、「人気」「評判」「影響力/信頼性」を分けて評価することはできません。
では、Googleはどうやって検索クエリ(ユーザーが検索する単語)とマッチさせた
検索結果を提供するのでしょうか?
現在のことろ、評価基準の一つとして「ページランク」にたどり着きます。
その理由としては、リンク数によって「人気」「評判」「影響力/信頼性」を
測ることができるからです。
ただ、今後については、医療分野、旅行分野など専門分野においての
「影響力/信頼性」についてもGoogleは考慮していきたいと考えているということです。