その結果、今年のアメリカの携帯電話ネットワーク利用量は、月平均1.2ギガバイトとなり、
2012年の月平均690メガバイトと比べると、2倍近くまで増えました。
世界的に見ても、携帯電話ネットワーク利用量の月平均は、昨年(2012年)140メガバイト
から今年(2013年)240メガバイトに増加しています。
ところで、メガバイトやギガバイトとは一体何のことなのでしょうか?
1メガバイトとは、デジタルカメラで撮られた質のよい写真1枚をダウンロードしたときの
データ量や、1分間の歌をダウンロードしたときのデータ量、容量の大きなeメールを1通
受信したときのデータ量などとほぼ同等になります。
例えるなら、、月平均のモバイルデータ利用量の1.2ギガバイトは、1,200枚の写真を
毎月モバイルでダウンロードしたことになります。ちなみに、昨年は月平均690枚の写真を
ダウンロードした計算になります。
これはとても大きな変化です。
モバイルによるデータ利用の増加は、長年使われた通信規格「3G」より10倍速いと言われる
第4世代移動通信ネットワーク「4G」や「LTE」の世界的な普及が要因と言われています。
このデータ利用増加は、iPhoneやSamsungのGalaxyなど大画面スマートフォンの人気も、
大容量の画像をダウンロードする理由の一つとして考えられています。
ABIリサーチによると、2013年の終わりまでに、スマートフォンユーザーは14億人に達すると
見込まれています。また、ネットワーキング会社のCiscoは、2016年までにモバイルデバイスによる
インターネット利用量が、デスクトップなどのPCデバイスを上回るのではないかと予想しています。