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先に断っておきたいのですが、今回の記事は一個人の所感でしかなく、SEOに関する噂(妄想)に対して
真剣に解釈を行なってみるというスタンスで書いているので、あまり本気にせず流す感じで読み進めて
もらえれば幸いです。
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ここ数ヶ月ずっと誰にも言えず心の中に秘めていたことがあります。
それはキーワードを引き継ぐサイト内リンクは逆にマイナスではないかということです。
そして、この考えを持っていたのは私だけではなかったようです。
Search Engine Roundtableで、WebmasterWorldのとあるスレッドであるウェブマスター
がキーワードを引き継いだサイト内リンクを用いていたため順位が落ちた可能性が
あるとポストしたところ、多くの他のウェブマスターがその考えに賛同している旨が紹介されています。
Google's Internal Linking Penalty?人工的な外部サイトから対策しているキーワードを引き継いだリンクを受けることは、
明確なガイドライン違反であり、今のGoogleにおいてはマイナスの評価を受けることがあります。
これは何ら疑う余地がありません。
しかし、SEOを意識してキーワードを引き継ぐサイト内リンクを設置することが
マイナスになるなんていう可能性は長らくSEOをやってきた人間にっとっては
(そして、SEOに携わってきた期間が長ければ長いほど)中々信じられないことでしょう。
実際、Googleの検索エンジン最適化スタータガイドにだって、「ページ」や「home」など
ような一般的なアンカーテキストの使用は避けて、「ページを適切に表現する」アンカーテキスト
をつけるように推奨しています。
Google 検索エンジン最適化スターターガイド花を売っているサイトのトップページに対し「ペットショップ」なんていうキーワードを引き継ぐ
アンカーテキストでリンクを設置することはナンセンスですが、「フラワーギフト通販TOP」
というアンカーテキストは十分「適切に表現する」の範疇だと思います。
そして何よりもキーワードを含んだサイト内リンクを設置しただけで、評価が落ちるというのは
アルゴリズムとしてはあまりにもシンプルすぎます。
では、仮にキーワードを引き継ぐサイト内リンクがマイナスだとしたら一体何が問題なのでしょうか。
考えられる問題点はサイト内リンク・テキストコンテンツ・外部リンクのバランスです。
簡単な例では、サイト内リンクに「フラワーギフト」というキーワードを含んでいるのに、
対象ページにはそのキーワードが書かれていない、もしくは関連するキーワードが書かれていない場合です。
内容の不一致とまでは行かなくても、コンテンツが殆どないトップページをサイト内リンクだけで
上位化しようとしているケースが当てはまります。
その逆に、サイト内リンクに含まれたキーワードをテキスト内に記載しすぎているパターンです。
あくまでも予想ですが、サイト内リンクに含まれたキーワードをサイト内に記載しすぎている場合、
過剰なSEOを実施しているとGoogleに判断され、スパムとまでは行かないにしても、
評価が停滞してしまうケースです。
最後に考えられるのは外部リンクのバランスがとれていないケースです。
サイト内で引き継いだキーワードをテキストコンテンツとして適度に記載しているにも関わらず、
評価が落ちてしまった、もしくは停滞してしまっている場合です。
このケースの場合サイト内部が適切に最適化されているにも関わらず、外部からの評価が
それに吊り合っていない、もしくは咬み合っていないケースです。
これらの3つのケースのいずれかに陥ることで、大なり小なりマイナス評価を得てしまい、
キーワードを引き継ぐサイト内リンクはマイナスだと感じているウェブマスターが多いのかもしれません。
繰り返しになりますが、上記に書いたケースは私の所感でしかなく、未検証のことなので参考意見程度に
とどめておいて頂きたいのですが、サイトの「バランス」が非常に重要になってきていることはあながち
間違っていないのではないかと強く思っています。笑