Googleが提供するSNS「Google+」が法人向け機能を備えたサービスの提供を開始した。
グーグル、「Google+」の法人向け機能を提供開始
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK30018_Q2A830C1000000/
主な機能としては、Google+ へ投稿する際の公開範囲制限を社内限定として、あるいは社外で共有したい相手を特定パートナーとしての公開範囲設定が可能になる。
ビジネス利用の大きい利点としては、最大10人参加可能なビデオ会議「Hangouts」の機能がGmail内から起動が可能になったことだ。
ビデオ会議の予定をカレンダーに登録して、そのカレンダーの招待通知から直接ビデオ会議に参加することも可能で、使い勝手も良さそうだ。
ビジネスシーン向けの今後の機能追加にも期待できる。
またGoogleは2012/1/10のブログで、Google+でシェアされた情報を検索エンジン上で統合すると発表している。
http://googleblog.blogspot.jp/2012/01/search-plus-your-world.html
「ビデオチャット」機能などを持つGoogle+について、FacebookやTwitterといったSNSとしてのイメージを持たれる方が多いと思われるが、すでにGoogle+での投稿が、Google検索エンジンにインデックスされ始めており、検索結果にはGoogle+の情報が著作者情報として表示されるようにもなったことから、検索エンジンとの今後の関係性も気になる。
現在、Googleアカウントを持っている多くの方が、Google+だけに限らず、G-mailやYouTube、など様々なところで利用しており、検索しているユーザー用にカスタマイズされた検索結果が表示されるのは一部の人だけではないだろう。
SEO対策のためにGoogle+をやるというのは、まだ確証できるほどの具体的効果はないかもしれないが、今後のGoogle+の動向に注目していきたいと思う。