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2009年1月15日
第4回 国内P4P 市場規模予測

~第4回 国内P4P市場規模予測~

検索エンジンマーケティング(SEM※2)を手がけるアウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:信太明)は、検索エンジンマーケティング(SEM)の鍵となるP4P(検索連動型広告※3+コンテンツ連動型広告※4)に関する2008 年(1~12 月)の広告費と今後の市場規模を試算いたしましたので、ここにお知らせいたします。

■パソコン向けP4P・モバイル向けP4P広告費の推移

2008年のパソコン向けP4P広告費、前年比125%で1,596億円まで拡大

2008年のパソコン向けP4P広告費(検索連動型広告+コンテンツ連動型広告)は、検索連動型広告が前年比124%で1,357億円、コンテンツ連動型広告が前年比125%で239億円となり、全体でも前年比125%で1,596億円にまで市場が拡大しました。
検索連動型広告はすでに企業のマーケティング活動には欠くことができない広告のひとつとして定着しており、2008年の広告費も引き続き堅調な伸びを示しました。
しかしながら、サブプライム住宅ローン問題を背景とするアメリカ経済の景気後退など、急変する市況の影響により、日本企業においても広告費などを抑制する傾向にあります。このような傾向は当面続くものと思われますが、検索連動型広告は、テレビや新聞のような不特定多数の消費者ではなく、『検索』という能動的な行動の結果として消費者の目にとまるため、直接的に収益向上へインパクトを与える手法として期待され、注目されています。認知度向上やブランディングを高めるマス媒体の広告と比較しても広告の費用対効果という観点から、効率性の高い販促手段として引き続き堅調な伸びが期待できると予測いたします。

一方で検索連動型広告の件数は増加するものの、小さなプレイヤーの出現や、インハウス化の増加によって、市場規模としては従来と比較して成長スピードは緩やかになる傾向にあります。

コンテンツ連動型広告では、国内P4P市場でトップを走るオーバーチュアが、今年7月に、これまでのウェブコンテンツ解析に加え、現在や過去の閲覧行動などからユーザーの興味・関心を探り、最適な広告を提示できるクリック課金型広告『インタレストマッチ™』のサービスを開始し、行動結果も加味してマッチング精度を高める新たなサービスとして期待されています。しかしながら、市況全体の影響から、しばらくは緩やかな成長と予測しております。

モバイル向けP4Pは堅調に推移。2008年は前年比190%で266億円

前年より試算を開始した携帯電話での閲覧に供されるモバイル向けP4Pの市場規模では、2008年の広告費が予測ほどの推移はなかったものの、前年比190%となる266億円にまで増加しました。
これは、2007年に主要携帯キャリア各社がヤフーやグーグルといった大手検索会社と提携し、検索システムを導入したことにより、急速に携帯電話利用者にモバイル検索が普及し、企業側のモバイル広告に注目したことによるものと考えられます。
今後も市場は成長すると予測しますが、広告費抑制といったマクロ的影響により、ここ数年は成長スピードに関してはやや緩やかになるものと思われます。

現状のモバイル活用には、企業のモバイルサイト数の少なさや、パソコン向けの「ネット視聴率」のような指標が確立されていないといった課題はあります。そのため、モバイルマーケティング導入に慎重になっている企業も少なくありません。しかし、パソコンと同じようなオープンな環境が整い、キャリアごとの仕様なども統一され、検索エンジンの精度が高まれば企業も導入に対して積極的になるものと考えられます。

マクロ的な市況の影響は受けつつも、今後もモバイルの利用頻度や接触時間が増えることで、企業のネットマーケティングにおけるモバイルニーズは継続的に増えることが予想されます。

  07年 08年 09年 10年 11年 12年
インターネット広告費
4,730
5,676
6,295
7,106
8,050
9,308
■パソコン向け広告費
4,127
4,753
5,190
5,690
6,211
6,963
■モバイル向け広告費
603
923
1,105
1,416
1,839
2,345
P4P
1,417
1,862
2,172
2,566
3,105
3,855
■パソコ;ン向けP4P
1,277
1,596
1,836
2,129
2,512
3,015
検索連動型
1,086
1,357
1,551
1,767
2,060
2,412
コンテンツ連動型
191
239
285
362
452
603
対パソコン向け広告費割合(%)
31%
34%
35%
37%
40%
43%
パソコン向けP4P成長率(%)
32%
25%
15%
16%
18%
20%
■モバイル向けP4P
140
266
336
437
593
840
対モバイル向け広告費割合(%)
23%
29%
30%
31%
32%
36%
モバイル向けP4P成長率(%)
115%
90%
26%
30%
36%
42%

【市場規模算出の方法について】
※1「P4P(ピーフォーピー)」世界各国の報道資料やレポートによる動向調査のほか、オーバーチュア社及びグーグル社をはじめとする業界関係者や広告主へのヒアリング調査、ならびに当社独自の調査等により収集された情 報を基礎資料とし、実際の出稿状況やクリック率等の各種指標の動向を加味し、独自に算出いたし ました。

【昨年の予測について】
2008年1月8日に発表した昨年段階での予測に関しては、下記URLをご参照下さい。
http://www.auncon.co.jp/ir/pdf/20080108-1.pdf

【注記】
※1「P4P(ピーフォーピー)」
検索キーワードに連動して検索結果ページに表示される広告(検索連動型広告)、及びウェブページの意味・内容を解析し自動的に配信・表示される広告(コンテンツ連動型広告)の総称を指す。 なおここでは、パソコン向けP4Pに加え、モバイル向けP4Pを合わせてP4Pとしている。

※2「SEM(エスイーエム)」
「Search Engine Marketing」の略称で、検索サイト/検索エンジンを活用したマーケティング全般。

※3「検索連動型広告」
P4Pのうち、検索キーワードに連動して検索結果ページに表示される広告。その掲載順位は入札価格等により決定され、広告がクリックされた時点で課金が発生する。オーバーチュア「スポンサードサーチ」やグーグル「アドワーズ広告」が代表的。

※4「コンテンツ連動型広告」
P4Pのうち、ウェブページの意味・内容を解析し自動的に配信・表示される広告で、検索連動型広告の関連サービスともいえる。サイト運営者がページに広告スペースを設置すると、広告配信元はそのページ内容や文脈を解析し、適切な広告を配信する。代表的サービスはグーグル「コンテンツ向けアドワーズ広告」およびオーバーチュア「コンテンツマッチ」。閲覧者が広告をクリックした時点で広告出稿者への課金とサイト運営者への支払いが発生するものが一般的。

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