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2010年3月12日
ターゲットユーザーにアプローチできていますか?

SEM(検索エンジンマーケティング)の特徴の1つとして、1to1でのユーザーへのアプローチが挙げられる。 1to1であるからには、広告主側の一方的なアプローチではなく、相手が誰なのかを想定した上で、その相手に最適と思われる方法を用いてアプローチする必要がある。

例えば、「Yahoo! とGoogle」、「PCとモバイル」、「フィーチャーフォン(※)とスマートフォン」などのように、任意の市場の中で、相反するもの、または似て非なるものを選択する、という必要に迫られる局面が増加しており、広告主視点では、ユーザーに対し何をするのが最も効果があるのか、がわからなくなってしまう場合もある。

こういった局面で選択を誤ると、本来ターゲットとすべきユーザーへアプローチができず、機会損失を生んでしまうばかりか、無駄なコストを消費してしまうことにもなりかねない。

そこで、こういった選択が必要な場面において、考えるべきポイントをいくつか挙げてみる。

1:ペルソナの設定
ペルソナとは、どんな顧客がどう利用するのか、という想像力を膨らませるための架空の顧客像を指すが、自社のターゲットとすべきペルソナを定める必要がある。
性別・年齢層・家族構成・居住地域など、様々な属性について設定してみるのがよいと考えられる。

2:広告出稿媒体やデバイスの特徴の把握
上述の2つずつの選択肢を例にとると、

    ・Yahoo! 対 Goog
    Yahoo! は比較的ライトユーザーが多く、性別では女性が多い傾向があるのに対し、Googleの場合はヘビーユーザーが多く、と言われている。
    ・PC 対 モバイル
    比較的低年齢層(20代前半程度)までは、圧倒的にモバイルユーザーが多く、また特に女性はモバイルユーザーが多い。
    一方、企業をターゲットとする場合では、顧客の営業時間中がメインの時間となるため、やはりPCの方が重要となる。
    ・フィーチャーフォンとスマートフォン
    市場の大きさとしては、まだまだフィーチャーフォンの方が圧倒的に大きい。スマートフォンは今、急激に伸びている市場ではあるが、移動中に綺麗な画像を見せたい場合や、モバイルサイトを持っていないが、可動性のある携帯電話を利用したユーザーにアプローチをしたい、などといった場合には、スマートフォンが有効となる。

3:時間軸での分析・想定
ペルソナが固まれば、行動パターンも推測できる。例えば、ペルソナが20~40代女性・主婦層だった場合、以下のようなアプローチが考えられる。

・利用率からは、GoogleよりもYahoo! を優先すべきであろう。
・(商材次第だが)PCよりもモバイルの方がアプローチできるのではないか。
・スマートフォンユーザーは、平均年収が高く(約600万円程度)、会社役員などが多い傾向があるためスマートフォンユーザーとは考えにくく、フィーチャーフォンユーザーを利用

ペルソナの設定と想定される選択肢ごとの特徴を捉え、上記のような仮説を立てた上で初めて、ターゲットとすべきユーザーへのアプローチが可能となると言える。

マーケットリーダーのように、あらゆる手法を用いてターゲットへのアプローチを図るのも一手だが、限られた予算の中で、最大限の効果を得るためには、先に述べたような、消費者心理を踏まえた分析と仮説が必要であり、昨今のモノ(広告出稿媒体やデバイスなど)が溢れ返っている状況下においては、一度原点に立ち返り、客観的な視点でその局面を捉えることが、より重要なのではないだろうか。

※フィーチャーフォン
アプリケーションの追加によって機能が拡張可能なスマートフォンに対し、従来から存在する携帯電話の意味

(執筆:SEMグループ H.T)

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